懐かしの味は何処に・・・・

妻が「夏はほとんど毎日食べてたわ~」と言うのが、「てん」???
妻の実家あたりでは、ところてんのことをこう呼ぶらしい。
漁師町の普通の家が夏には「てん」の店に変身するらしいのだ。
僕には味も形も想像できないのだが、たまらなくおいしいそうだ。
原料はもちろん寒天。
今はテレビの影響でなかなか手に入らないという寒天。
それを、何か筒に入れて押し出すと、細長いところてんになる。
味はというと、甘い蜜をかけるのではなく、ショウガの効いただしで
さらっとつるっと食べるそうだ。
「小学校とか中学校の帰り道に寄って食べるのが最高だったわ~。
 かき氷も売ってて、たぶん両方とも50円とか100円くらい。」
妻は懐かしそうに教えてくれる。
高校生の時に、「てん」を知らない友だちを連れて食べに行ったのが
最後で、今ではその場所もまだやってるのかも分からないらしい。
幼なじみの友だちとその話で盛り上がったそうだが、その友だちも
最近の「てん」情報は知らなかったそうだ。
唯一、どこかのお店で似たようなところてんが売ってるというのを
聞いたらしく、近いうちに探してくると張り切っていた。
僕はどちらかというと、ゼリー状のモノは苦手なのだが、この「てん」は
一度食べてみたいと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です